脱毛のメカニズム
最後の脱毛指令物質「FGF−5」
「脱毛」という現象は、髪が勝手に抜けるのではなく、必ず体からの「抜けろ」という指令に従って抜けています。
これが「脱毛指令」です。
頭皮の汚れやストレスなどは、毛根付近の細胞が「脱毛指令」を出す引き金となり、また、男性ホルモンは「脱毛指令」の先陣です。
ところが、これらの指令は髪に届けるためには何種類かの伝令が必要なのです。この伝令が「情報伝達物質」と呼ばれるものです。
「脱毛指令」の情報伝達物質としては、「TGF−β」や、「FGF−5」があります。
しかし、髪の毛の科学は複雑です。これまでに、「脱毛指令」はさまざまな原因で発生し、込み入った伝令ネットワークを通過して、ようやく髪の毛に伝達されることが分かっています。指令が髪に近づくにつれ、ルートは集約され、多くの伝令は情報をTGF−βへ伝達します。
そしてTGF−βから指令を受け継ぐ物質は唯一FGF−5のみとなります。即ちFGF−5が最後の「脱毛指令」情報伝達物質なのです。
脱毛遺伝子を抑制する発毛遺伝子の発見!
筑波の「産業総合研究所」の研究により、人間の身体には細胞分裂に関係する遺伝子「FGF」が存在することが分かりました。
「FGF」には、「FGF-1」から「FGF-22」まで確認されていて、「FGF-5」が髪の細胞分裂に関係していること確認されました。
「FGFー5」は、脱毛に関する遺伝子です。つまり「FGFG-5」の働きが高まると脱毛へと進むのです。
男性型脱毛は、もちろん、「男性型脱毛」以外の脱毛も脱毛遺伝子「FGF-5」が関係しているのです。
また、「FGF-5」の働きを抑制する遺伝子「FGF-5S」も発見されています。
「FGF-5」が脱毛遺伝子、「FGF-5S」が発毛遺伝子としておきましょう。
人間は、脱毛遺伝子「FGF−5」と発毛遺伝子「FGF-5 S」の両方を持っているのです。
FGF-5とFGF-5Sのバランスが崩れて脱毛へと・・・
正常な毛乳頭では、脱毛遺伝子「FGF−5」と発毛遺伝子「FGF−5S」のバランスは保たれています。
しかし、ストレス、栄養不足、皮脂過剰や男性ホルモンやその他未解明の原因によって脱毛遺伝子「FGF−5」の働きが活発になり発毛遺伝子「FGF−5S」とのバランスが崩れてしますため、脱毛へと向かうのです。
育毛を成功させるために
全ての脱毛の指令を出しているのが、脱毛遺伝子「FGF−5」なのですから、FGF−5の働きを抑える発毛遺伝子「FGF−5S」の働きを活発にすることが、育毛成功への近道です。
筑波の「産業総合研究所」の発見により発毛遺伝子「FGF−5S」と同等の働きをする物質も発見されており、その成分を含んだ育毛剤「レキシリス」が生成されました。
育毛効果を得るには、育毛剤「ゼロワン」の効果を最大限に発揮するヘアーサポートが大切です。